磯浜郵便局の近くにある大洗町内では唯一の「手打ちそば」を提供している店です。店構えは大きくどっしりとした特徴のある造りです。
店内も外観に劣りません。見上げると、太い梁の骨組みが見える吹き抜けの天井、どこからか古民家を移築してきたような感じですが、大洗町観光協会のHP「よかっぺ大洗」には、「建物からテーブル・囲炉裏も全部ご主人の手造り。白と黒で統一された空間にぼんぼりの明かりで田舎の雰囲気。」とありました。が、その通りの雰囲気でした。４人掛けの椅子席が５卓、小上がりに２卓でしたから、非常に贅沢な広い空間でした。
また、冬には薪ストーブが燃えて、広い空間にもかかわらず全体が暖かになっています。
 |
 |
 |
 |
店に入りますと、正面突き当りがそばを打つスペースで、ガラス越にそば打ちの様子が見れるようになっています。手打ちであることが保証されているようです。
メニューは極く普通のお蕎麦屋さんのもので、温かい麺類がかけ、たぬき、きつね、月見、玉子とじ、山かけ、けんちん、鴨南蛮、天婦羅など、冷たい麺類がせいろ、ざる、とろろ、つけとり、つけきのこ、つけけんちん、天ざるなど、また、ご飯類が親子丼、天重、天婦羅御膳で、ほかに天婦羅盛り合わせが載っていました。
「お任せコース」というのがあり、要予約で￥５０００よりとなっていましたが、これは夜メニューなのかもしれません。
初めて入ったお店では先ずは「せいろ」を食べてみることにしていますので、ここでも「せいろ」￥７５０を注文しました。東京辺りでは手打ちなら「せいろ」でも７００円以上というのが相場ですから、まぁまぁかなと期待して待ちました。
出て来たのが、写真６のものです。こんもりと山盛りのお蕎麦、ほうれん草のお浸しの小鉢（これも量がたっぷり）、揚げ玉（天かす）、そばつゆ、薬味の刻みねぎとわさびです。（写真の右端上から順に小鉢、揚げ玉、薬味です。）
田舎蕎麦のような太いものも、極細のものもありで、お蕎麦は確かに手打ち蕎麦でした。しっかりとしたコシがあり、蕎麦の味、風味を味わうことができました。それにしても量が半端ではありません、おそらく普通の店の２倍はあり、これだけで満腹になりました。（下右の写真は「山盛り」の程度を実感していただこうと思って、横から撮ったものです。）
蕎麦つゆは甘さ控え目で、比較的すっきりした味でした。残念ながらわさびは練りワサビでしたが、この値段とボリュームでは致し方無しというところでしょうか。
次回は天婦羅そばを試してみようと思いますが、よほど空腹にして来ないと完食できないかもしれません。
 |
 |
住所は大洗町磯浜町６８８１−２５８、営業時間は(昼)１１：３０〜１４：００、(夜)１７：３０〜１９：００で、定休日は１月１・２日とほかは不定休ということです。（不定休というのは、客にとっては困るのですがねぇ…）