沢入駅⇒草木橋⇒サンレイク草木  

わたらせ渓谷鉄道の２両編成の気動車は、長く暗いトンネルを出ますと、轟音を鳴り響かせて草木湖に架かる緑の鉄橋を渡り、ほどなく「沢入（そうり）」駅（写真１）に到着します。
  駅前の道路を右手方向へ進み、黒坂石川に架かる「見沢向橋」を渡ります。次いで踏切を越えて道なりに進みますと、頭上に先程の緑色の鉄道橋（写真２）が現れます。これを通過する列車を撮れば絵になる写真ができるであろう、といったムード溢れる橋です。

コースはこれから先、ゴールまですべて舗装された道路です。途中で道が分岐する箇所もありますが、湖に沿う方の道を選べば間違いありません。単調ですが、それなりの変化もあります。
  まず、時に樹木や湖岸の薮に遮られて見えなくなることはあるにしても、右手には終始草木湖を眺めながら歩くことができます。また、深く切れ込んだ沢が幾つかありますので、曲折もあり、適度なアップダウンの繰り返しもあります。

国民宿舎「サンレイク草木」の下（写真５）を通過しますと、その先に広場的なところがあり、そこにある展望台（写真６）からは草木湖の南半分を一望できます。

    サンレイク草木⇒草木ダム⇒不動滝⇒総合運動公園  

ここからダムサイトまでは高低差１００ｍほどの下り坂です（写真７）。ダム管理事務所の建物の横からダム堤体やダム湖（草木湖）の様子が見て取れます（写真８から１０。但し、写真１０は後ほど坂を下る途中で撮ったものです。）。

さらにダムサイトから１２，３分も緩やかな坂を下れば、「滝ノ上橋」です。橋の手前左側に広場があり、その右端に「不動滝」への１５０段余の木段道が下っています（写真１１）。
  滝壺には下りられませんので、対岸に設けられた滝見台から眺めるだけですが、かなりの落差と水量のある立派な滝でした（写真１２）。 　　

さらに１０分ほど下れば左手に「童謡ふるさと館」（写真１３）が現れ、その先に総合運動公園（写真１４）が見えます。童謡館の辺りは公園風に整備されており、訪れる人も少ないようですので、ベンチで昼食・休憩するにはもってこいの場所でした。