久し振りの砂浜歩きでした

  延々と続く砂浜を歩きましたが、こんな経験は、神奈川県コースを踏破中に湘南海岸を歩いて（２００３年３月の頃）以来ですから、実に３年振りになります。夏季には海水浴のお客さん達で混雑するでしょうし、日陰の無い炎天下の歩行はきつ過ぎますので、こうしたコースを歩くのは今時分が最高かもしれません。
  この日は、５月には珍しく強風が吹きつけていましたが、南風でしたので日在浦海岸を歩く間は後から押してもらう感じになり、楽な歩行になりました。また、沖には白波が立っていましたので、遠浅の波打ち際で巨大な波に膨れ上がります。サーファー達にとっては絶好の練習日だったことと思われます。
  この日在浦海岸は、海岸線がすっきりとした線形で遥か遠方まで延びていますし、背の低い松林の防砂保安林が延々と続いていますので、白砂青松のコントラストが美しく、楽しみながら歩けました。

サイクリングロードは無理なのでは？

  サイクリングロードはその殆どが砂で埋まっており、自転車で走るのはほぼ不可能という絶望的状態に放置されていました。神奈川県の湘南海岸の場合もこれとまったく同じ状態でした。計画段階で考慮されなかった双方に共通する要因がありそうです。

  取り敢えず土地の手当てが難しくない（地方公共団体が造ったのでしょうが、海岸ですからおそらく国有地を借りるので…）ということなのでしょう。
  しかし、砂はかなりの規模で移動するものであり、それに伴う後々の維持管理の困難さを考慮していなかったということではないかと思われます。そもそも砂浜に沿ってサイクリングロードを造ろうという発想が、無謀なものだったのです。これを「お役所仕事」と言うのでしょうか…？