日向薬師⇒七沢温泉⇒巡礼峠  

「日向薬師」バス停からバス道路を戻り、左サイドにある入口から始まる参道（写真１）を上がります。太い木立が繁ったなかなか雰囲気のある参道でした。また、朱塗りの本堂は、「茅葺き」という珍しい屋根でした（写真２）。その本堂の前は広場になっていて大勢の人で溢れていました。

本道左隣の「寶殿」（これはコンクリート製と思われ、レトロな本堂と釣り合わない感じでした。）の左横を通りますと茶店があり、その先のトイレの前を通り過ぎますとお寺の裏の駐車場に出ます。
  ルートは駐車場の間の道を右手の方に行きます。狭い道なのに結構交通量がありますので、注意が必要です。また、この先の道路に沿って間伐材を利用したと思われる柵がずーっと設けられ、特異な雰囲気を醸していました（自然歩道を歩くという気分を害されますが、おそらく廃棄物の不法投棄を防止するためにやむをえず設けられた柵なのでしょう。）。

行き交う車を避けながら１５分ほど歩きますと、右手にコンクリート製の「展望台」が現れます。（前方の樹木が成長して視界を遮られ、ほとんど何も展望できない状態です。樹木の剪定など事後の管理をしていないので、折角投じた大金が死んでしまっており、もったいない話だと嘆息したことです。）

その先の道路脇には桜の並木が続いています。展望台が七沢温泉までの中間地点であり、ここから１５分ほどで七沢温泉に着きます。いわゆる温泉観光地とは異なり、小規模の温泉宿が散在する程度の鄙びた温泉地のように見受けられました。温泉地特有の硫黄の臭いもしていませんでした。

温泉街（？）を抜け、そのまま道なりに進みますと、「玉川」の清流に架かる「川久保橋」を渡ることになります。すぐに広い道路（県道伊勢原津久井線）にぶつかりますが、この道路の反対側に標識がありませんので、道路を渡ったもののさてその先どちらへ進むべきかさんざんに迷ってしまいました。
  （帰宅してから、神奈川県の資料を見ましたら、「川久保橋」を渡ってすぐに右手へ入って行く道が記載されていました。この道の出口にある標識に方向が指示されていたのかもしれません。入口のも、出口のも、二つながらに標識を見逃したのが、迷うことになった原因かな？ということなのでしょうか？今になってはよくわかりません。）

　

    巡礼峠⇒物見峠⇒御門橋  

「物見峠」への道は、お地蔵様の裏を左方向に斜めに上って行く木の階段道です。すぐ１９２ｍの小ピークに着き、ここからは尾根伝いのいかにもハイキングコースらしい快適な樹間の山道になります。
　 最初の休憩所（ここの標識に「物見峠へ0.6km」とあります。）がある小ピークへの坂道は急でしたが、他にはそれほど苦にはならない程度のアップダウンが何カ所かありました。

同じような道を５分も行き、５０段余の急な階段道を上り切りますと「むじな坂峠」で、石柱とベンチがあります。（写真３。むじな坂とは奇妙な名前ですが、説明板の類はありませんでした。）
  さらに１０分ほどで「白山分岐点」に着きます。ここを左に折れ、「御門（みかど）橋」のバス停へと０．８kmの急な山道を下ってゆくことになります。

山道を下り切って住宅地へ出ますと、道は二手に分かれますが、ここに標識がありません。ここを右手方向に進むとすぐ先がバスの通る道路になります（写真４）。
  （なお、お断りですが、この当時はまだホームページの作成を思い立っていませんでしたので、七沢温泉、巡礼峠、物見峠などでの写真はいずれも我々が入った記念写真的なものばかりでした。余りにもお見苦しいため、掲載をご遠慮いたしました。）