いつも混んでいるバスです

  小田急線の「本厚木」駅から「坂尻」へのバス便は１時間に1本であり、かつ途中の「煤ケ谷」や終点の「宮ケ瀬」に行くハイカー達で相当に混むのを知っていました（既に、神奈川Ｎｏ１２を歩く際に坂尻を起点にした経験がありました。）ので、以前より1時間早い８時４０分のバスにしました。
  それに余裕を持って並べるよう、出発も１時間半ほど早めた結果、座ることができましたが、この前のときと同じで、中高年のハイカーや子供会一行で満員の状態でした。子供会の一行がキャンプ場があるらしい「煤ケ谷」で降り、大分空きましたが、それでも空席はありませんでした。

コペルニクス的？

  山道は韮尾根側から上る方が距離も長く険しいので、コース全体の姿からしますと坂尻から入って韮尾根に出る方が遙かに歩きやすいと思います。
  しかし、帰りに韮尾根から京王線橋本駅まで利用できそうなバス便は１７時５９分の１本しかありません。これではバス時間に拘束されて、歩くのが難しくなります。これに対して、反対側の坂尻から本厚木駅までの帰りのバス便は1時間に１本ありますので、自由度が高くなります。

  このコースに挑むのを先延ばしにし続け、結局神奈川県の最後になってしまいましたが、その理由はどちらからアプローチしても上記のように一長一短があり、決めかねていたということです。すべての問題の根元は、帰途のルート、すなわち「韮尾根→橋本駅」という固定観念にとらわれていた点にありました。どうしても１７時５９分に縛られてしまったのです。

  ところが、神奈川中央交通のホームページで韮尾根の時刻表を探しているうちに、ひょいと反対方向の「半原」行きが表示され、たくさんのバス便が書き込まれているのを発見したのが、問題解決の糸口になりました。そして「半原」の時刻表を見ますと本厚木駅へのバス便がこれまた数多く記載されていたのです。
  韮尾根から半原へ行き、半原から本厚木行きに乗り換えるという新ルートを発見したのです。コペルニクス的発見と自画自賛したものです。（この地域を知っている人ならどうということはないのでしょうが…。）
  （その後、この「韮尾根→橋本駅」間のバス路線は廃止されてしまいましたので、私のように迷う余地がないということになります。一つの苦い思い出として記しているに過ぎません。）