さらに１５分、黙々と本道を進みますと、右側にコース案内図と指導標が現れます。地名標示がありませんので分かりませんが、ここが「村道分岐点」かと思います。
  ここにある指導標の先には、進入禁止措置が施された林道入口があります。指導標には、右下に下る方向へ「麦久保」と書かれた腕が出ています。

  このまま麦久保に下っても良いのかもしれませんが、Ｎｏ２７コースの絵図はここの左カーブを曲がって県道沼田大間々線側からの入口まで行き、再度この地点に引き返すようになっています。

さて、麦久保へと下る「村道分岐点」に戻りましたら（写真３）、指導標の指示する方向、すなわち人工林内に下る道へと進むのですが、入口付近は草に覆われていて分かり難い状態でした（写真４）。しかし、ちょっと先の方を見れば、木段道が下っていますのでそれと分かります。 　　

    村道分岐点⇒⇒  

さて、その先で「寒戸川」を渡るのですが、ここに架かっていたはずの石橋が流失したままでした（写真７）。渓流の中の石伝いに渡って渡れないことはないのですが、こうした状態のまま長い間放置されているのは困りものです。
  その先しばらくは大きな岩石だらけの足場の悪い道が続き、さらにその先で、緑の杉苔で見事に覆われた石垣が右サイドに長く続きます（写真８）。

ここからはコース外になりますが、公共交通機関が利用できる「水口屋前」まで行かなければなりません。
  下り立った地点で左に曲がり、この一軒家の前を通り過ぎて道なりに行きますと、新しい道路（新しい「県道沼田大間々線」）に出ます。右手、つまりこれからの進行方向を見ますと、大きな橋（「岩下橋」）を渡ったその先にトンネルの入口が見えます（写真９）。

このトンネルは長さが１，２８０ｍもあり、かなり早足に歩いても向こう側に出るのに１５分かかりました。その先には長大橋があり、さらに大きなカーブに架かった変形の橋（写真１０）もあります。変化があるのはここまでで、その後は単調な歩行となります。
  途中にピザ・パスタを食べさせる店があり、「一の鳥居」（写真１１）にはこの辺りでは有名らしい豆腐屋さんがありました。一の鳥居の交差点を真っ直ぐに進みますと、やがて道路左側にこの辺りでは大きな「水口屋」さんの建物（写真１２）が見えます。